頭上から落ちてきたビンが頭部に落下して頸椎捻挫で14級が認定された事例
(事故内容と障害内容)
ご依頼者様(40代女性)が、リサイクル工場内で作業中に、頭上にある機械からあふれて落ちてきた空きビンが頭部にあたり、頸椎捻挫になりました。
ご依頼者様は、頚部痛について「局部に神経症状を残すもの」として労災から後遺障害14級9号が認定されました。
(ご依頼の経緯)
ご依頼者様が会社に対してどのように損害賠償請求をしたらいいのか分からずにご依頼がありました。
(弁護活動)
作業内容を聞いていると、機械に空きビン等を入れる別の作業者が、誤って大量に空きビン等を機械に入れたため、機械からビンがこぼれ落ちたというものでした。他の従業員の過失が原因でご依頼者様が負傷した事案ですので、使用者責任(民法715条)に基づいて会社に対し損害賠償請求をしました。
会社側が事故態様や傷病の存在自体を争ってきたために裁判となりましたが、カルテ等の資料を基に丁寧に主張立証を積み重ねた結果、裁判所の和解案は会社の責任を認めるものでした。
(結果)
最終的に、約150万円で裁判上の和解が成立しました。